「はねうおの辛子明太子」は、全てアレルギーフリー製品です。
一般的には大豆・小麦が多量に含まれるものが多い中、当社はアレルゲンフリーにこだわった製品作りを心がけております。

「はねうおの辛子明太子」は“本格”を名乗れる辛子明太子です。 その美味しさの秘密は、 素材・選別・味付け・熟成から加工工程のすべてに渡っての「こだわり」です。

辛子明太子は、熱も加えず短い漬込み、比較的短い熟成期間で仕上げるため「素材」が味に直結します。そのため、何よりも素材の良さが大切になります。
材料は「スケトウダラ卵巣」つまり“タラコ”で、西日本で言う「明太子」です。1～３月ころに捕れた成熟過程が最も辛子明太子に適した「真子」と呼ばれる卵を、一つ一つ手作業で色目や粒の状態・大きさなどを選別し、丁寧に掃除をして、最良の素材だけを使用しています。
また原料をニチモウグループ内で調達しているのも、はねうお食品の特長です。

何と言っても、辛子明太子の味の決め手は「味付」です。タラコを当社オリジナルの調味液に漬け込んで熟成させることで、あの独特の味や辛さ、食感が生まれます。
はねうおの「明太子調味液」は“魚醤”をベースにはねうお独自の副材料を加えた独自の調味液です。
魚醤は “魚醤油”とも呼ばれる調味液で、魚を塩と漬込んで発酵・熟成させると、魚の動物性タンパク質が分解されてできたアミノ酸などが含まれ、料理や明太子に特有の香りと濃厚なうま味を与えます。
また当社のほとんどの商品は、アレルゲンフリーで造っております。

独自の調味液におよそ三日三晩ほどかけて 漬込み熟成させますが、これが短ければ塩辛いだけの痩せた味になってしまい、長すぎても乳酸発酵が進みすぎて味が悪くなってしまいます。
独自の調味液と熟成期間の組み合わせが、はねうおの美味しい辛子明太子の秘密で、しっかりコクがあるのに軽やかさのある独特の味わいを生み出しています。

はねうおのたらこ・明太子製品は原料のチェックから品質検査まで、徹底した「品質管理」と「安全管理」を行って製造しています。

▼原料のチェック

原料の「スケトウダラの卵巣」は、当社の所属するニチモウグループで調達・厳選した安心の素材を使用しています。
また、洗浄と人の目による選別を行った後、さらに手作業による清掃と異物除去を行い、不純物の付着や混入などのない安全で質の良いタラコが選別され次の工程に送られます。

▼徹底した衛生管理

製造業務に従事するスタッフは作業を始める前に、当社で決められた作業服を着用し、鏡を見て毛髪がはみ出さないようヘアーネットと作業帽子を着用します。その後、また鏡を見ながら全身に粘着ローラーをかけ、丁寧に時間をかけて石鹸で手を洗い、消毒してから場内に入場します。また、機材・道具などの洗浄・消毒や工場屋内の清掃・消毒・乾燥なども衛生管理マニュアルに沿って徹底して実施しています。

▼製造工程での検査

製造工程では、洗浄・消毒以外にも、ラインでの重量チェックや金属等の異物混入検査を行っています。そして当社にはガス置換包装機があります。ガス置換包装機は製品をパック包装した際に、パック内に窒素ガスを充填しパック内の空気を窒素ガスに置き換え、たらこ・辛子明太子製品の時間経過による変色を抑制することができ、更には微生物の繁殖抑制にも効果があります　※ガス置換包装に使用する窒素ガスは食品添加物です。また、室温や冷蔵庫等の温度管理、製造製品の検温なども実施し、製品が安全に保管されるようにしています。

▼「検査室」による安全管理

たらこ・辛子明太子の安全を確保するため菌検査を行いますが、培養時間を要するためリアルタイムには通常判断は出来ません。そこで当社ではリアルタイムに判断出来るようにするため、数名の検査員により味・風味・色合いなどの項目に従い官能検査を行います。製品の判定は化学的な検査と人為的な検査を総合して判断します。また、たらこ・辛子明太子製品は、食品衛生法で発色剤の使用が認められていますが、使用基準が定めらているため、基準値を超えていないかの検査も行っています。

SDGｓ(持続可能な開発目標)が掲げる17の目標の中に“SDGs”目標14海の豊かさを守ろう“という目標があります。MSC（海洋管理協議会）は、『持続可能な開発のために海洋資源を保存し、持続可能な形で利用する』ことを目標にして、世界の海が生命にあふれ、現在そして将来の世代にわたり、水産物の供給が守られるように取り組んでいます。当社もMSCの取り組みに賛同して一部の商品にMSC認証の”海のエコラベル“を使用しております。
これらの取り組みにより、はねうお食品の「たらこ・明太子」製品は、安全で、美味しく、安心して販売・お召し上がりいただけます。

はねうお食品は持続可能な社会を目指し、社会参加者の一人として社会に貢献し、また、環境対応型の食品加工・製造事業者となるための様々な取り組みを行っています。

環境対応型包装資材等の切り替え

はねうお食品では、「SDGs」などに提唱される“持続可能”性を鑑みて、「環境対応」型の包装資材のへの切り替えを進めています。

トレーパックや化粧箱、商品へ添付するラベルシールなどを減らしたり、素材をプラスチックから環境負荷の少ないものへ変えたりしています。例えば、ラベルシールを有機粘着剤から植物由来原料のバイオマス粘着剤に変えるなど、たとえ小さなことでも目を反らさず日々できる事を見つけ、ひとつずつ課題を解決しています。